2023-03-07 熱機関と熱効率 ←熱力学と統計力学 熱機関と熱効率の定義について説明します。 熱機関の定義 熱効率の定義 熱機関の定義 系がいくつかの熱浴i=1,2,...nと純粋な熱的接触を行う以外は常に断熱過程のみを経て、同じ熱力学的状態に戻っていく過程を熱機関という。 熱効率の定義 熱機関の熱効率とは、熱浴から吸収した熱量(純粋な熱的接触でもらったエネルギーのこと)の総和に対する、断熱過程における断熱仕事の和をいう。つまり ただし、は熱浴から吸収した熱エネルギーのみをカウントし、熱浴に放出した分のエネルギーは(負のエネルギーとして入れる訳ではなく)計算に入れないことに注意する。他方では仕事をされた場合、負の仕事をしたという形でカウントする。