複素線積分の定義を確認します。加えて、複素面積分というものも定義してみます。
複素線積分の定義
複素平面(ガウス平面)上のパラメータtで表された始点t=aと終点t=bのある曲線Cに沿った線積分は、そのパラメタ表示をz(t)と表すと、以下のように定義される。
これは単に形式的な変形をして実数積分に帰着させただけです。ReとImを使うことで実数関数だけの計算に帰着させています。
複素面積分の定義
引数zを実数x,yでz=x+iyと表すことで、複素関数fをと表す。
というように実数の二重積分で定義する。
これはdS=dxdyという気持ちです。これも実数積分に帰着させています。