非相対論的粒子の量子力学
量子力学の発見法的導出
黒体輻射:光の粒子説
ドブロイ波:物質の波動説
断熱不変量量子化と断熱定理
非相対論的粒子の量子力学の基本原理
対称性から考える方法
角運動量の合成
位置、運動量と軌道角運動量
スピン角運動量の可能性
ニュートン力学の正準量子化による方法
ガリレイ対称性の確認
非相対論的量子力学のハイゼンベルク描像以外の形式
行列力学
エネルギー表示の行列
行列力学の確率解釈
シュレディンガー描像
シュレディンガー描像
シュレディンガー描像の確率解釈
波動力学
波動関数の定義
経路積分
量子力学の統計的性質
交換関係と保存量
確率密度、確率流と確率保存
いくつかの定理
エーレンフェストの定理
ブロッホの定理
ビリアル定理
自由粒子
平面波解
波束の解
ランダムウォークとの比較
一次元の量子力学
中心力場
水素原子
散乱問題
古典電磁場中の荷電粒子の量子力学
ゲージ変換とユニタリ変換
一様磁場と縮退度
Aharanov-Bohm効果
スピンの存在と磁気モーメント、パウリ方程式(パウリのハミルトニアン)
相対論的粒子の量子力学
相対論的量子論
ポアンカレ群の構造
パリティ対称性と時間反転対称性
角運動量の超選択則
角運動量の合成
局所性と因果律
超光速通信の不可能性
粒子の分類と自由一粒子の状態空間
自由一粒子状態とローレンツ群の表現、スピン、ヘリシティ
相対論的古典粒子の量子化
正準量子化
世界線の長さとしての作用
光円錐量子化
多脚場を用いた作用
共変的量子化
電磁場の下で
経路積分形式
波動力学の相対論化の試み
負の確率解釈の問題と、その原因:ハミルトニアンと時間の一回微分
ディラック理論
行列で表されるハミルトニアン:シュレディンガー方程式ではなくパウリ方程式から出発する
ディラック方程式の発見
負エネルギー解の謎:ディラックハミルトニアンはハミルトニアンか?
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参考文献
この本は量子論、量子力学の一冊目に最もふさわしい本だと思う。前提となる仮定がはっきり書かれているのでわかりやすい。
量子力学を学ぶ上で鉄板の教科書。特に院試対策に必須の本。レイアウトが見やすい。「量子論の基礎」と合わせて使用すると、より完全な量子力学の全体像を見ることができる。
これも有名な教科書。網羅性が高く優れている。読むのは大変。